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「サーフィンの聖地」と言われるサンフアン。せっかくこの地に来たのなら忘れてはいけないイケてるスポットがもう1つあります。それが「El Union Coffee」です。海が見えるわけでもないこの小さなカフェに人が絶えないことにはとんでもない理由がありました。いったいその理由とは?本当にそんなにイケてるの?

満を持してご紹介いたします!

El Union Coffeeのすごいところ!

El Union Coffeeのすごいところ!
一見田舎のちょっとおしゃれなカフェといった雰囲気のEl Union Coffee。オーシャンビューでもなければ繁華街にあるわけでもないカフェですが、実はこのEl Union Coffee、フィリピンコーヒー業界に激震をもたらした今をときめく超イケてるカフェなのです!

 

El Union Coffeeのすごいところ!
というのもSilvester Dan Samonte氏(通称スライ氏)率いるEl Union Coffeeはアイルランドのダブリンで行われたワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2016(WBC2016)においてコーヒー後進国のフィリピン発ながら本大会に出場し、14位の成績を残しているのです。世界で最も美味しいコーヒーをいれる大会といえばその凄さがわかるでしょう。

こちらの結果を見ればわかる通り、出場者のほとんどがヨーロッパや日本など先進国の中でこの成績というのはまさに快挙です。

コーヒー通の方はお気づきかと思いますが、現在世界のコーヒートレンドはサードウェーブに移り変わってきていると言われています。日本でいえば猿田彦珈琲がその先駆けと言えるでしょう。

ではそれ以前はというと、ファーストウェーブがNestle(ネスレ)など手軽に大量に飲まれるインスタントコーヒーのこと。セカンドウェーブがスターバックスなどコーヒー豆の産地などをブランドとし、淹れたてのコーヒーをパッケージ化したお洒落なカップに入れて飲むといったもの。いわゆるシアトル系コーヒーチェーンです。しかしこのようなセカンドウェーブのコーヒーもコンビニやスーパーマーケットに販路を拡大するなどしてファーストウェーブの方向へ進んでいきました。

 

El Union Coffeeのすごいところ!
そしてサードウェーブはセカンドウェーブの進化系とも言われ、より生産地への価値を考慮し、自前で厳選した豆を店舗でバリスタがその場で一杯を淹れるといった形式です。大きな変化としては、「お客さま」を、コーヒーを飲む「体験者」にしたということです。

フィリピンにもこうしたサードウェーブのコーヒーショップがなかったわけではないようですが、これまでのサードウェーブ系カフェはどこかコーヒーオタクのような雰囲気があり、素人お断りのようなすかした雰囲気があったと言われています。それに比べ、El Union Coffeeは開放的な雰囲気で誰でも入れるコミュニティ空間を作ったということにおいても最先端と言えるでしょう。

マニラのコーヒー通もわざわざ駆けつけたり、目指したりするイケてるカフェなのです。

El Union Coffeeの場所・行き方

サンフェルナンドから北に10キロほどの場所にあるサンフアンという街にあります。「Sebay」というサーフリゾートを目印にジプニーを降り、200メートルほど幹線道路を北に進むと左手に見えてきます。

 

El Union Coffeeの場所・行き方
2階建ですが、2階は他のビジネスだそうです。

El Union Coffeeのイケてる雰囲気

El Union Coffeeのイケてる雰囲気
車道から少し距離を取られたお店はオープンカフェになっています。カウンター席、テーブル席から成る店内はフィリピン人やヨーロピアンなどでいっぱいでした。青空の下風を感じながら飲むコーヒーはたまりません。

 

El Union Coffeeのイケてる雰囲気
カウンター席に座ると4人のスタッフが常にあちこちと動きながら手際よくそれぞれの仕事をこなしていました。マニュアルに沿った堅いサービスではなく、お客との会話を楽しみながら接客をする姿がとてもかっこいい!

 

El Union Coffeeのイケてる雰囲気
海っぽい格好をしたスタッフ陣は皆サーフィン好きだと言います。ちなみにスタッフ陣は皆マニラから来ていると言っていました。それぞれのスタッフが外部のカフェ店員に技術を教えるなどの活動もしているそうです。ぼくも習いたいとちょっと思ってしまいました。

またカウンター席に座ったことで他のお客との会話も楽しむことができました。お店のコンセプト通りですね!

El Union Coffeeのおしゃれなメニュー

El Union Coffeeのおしゃれなメニュー
手書きで書かれたメニューボード。品数はそこまで多くありませんが、一品一品目の前で作られるのを見ていると素人目にもこだわりが感じられます。

 

El Union Coffeeのおしゃれなメニュー
風通しの良い朝のカフェには冷たいコーヒーが良く合います。ということでまずはICED AMERICANO COLD BREW!こちらは120ペソ(約270円)。

コーヒーに無頓着で寡黙なフィルポータルのカメラマン井上くんがなんだかニコニコしているのは店員のお姉さんが可愛かったからだけではないはずです。

 

El Union Coffeeのおしゃれなメニュー
続いてぼくが頼んだのはTHE DIRTY WHITE!こちらも同じく120ペソ(約270円)。フィリピンにそういう言葉があるのかは知りませんが、まるで「夏の風物詩」です。つまり常夏のサンフアンでは年中「夏の風物詩」が楽しめるということです!

これは幸せ以外の何者でもありません…。そしてまだ幸せは止まりません。

 

El Union Coffeeのおしゃれなメニュー
こちらはコーヒーと最高にマッチするBUTTER MILK PANCAKES!160ペソ(約370円)です。

常夏だとか、「夏の風物詩」だとか言ってしまいましたが今度は雪が降りました。奇跡です。真ん中のメイプルと奥のバターミルク…。

美味しいか美味しくないかと聞かれれば「めっちゃ美味しかった!!!」くらいです。まあまあそんなレベルです。せいぜい「めっちゃ美味しかった!!!」レベルです。

良い日になりそう感満載なモーニングです。

ちなみに真のコーヒー通であればより香りを楽しめるホットコーヒーをオーダーすることをオススメします!

まとめ:行くだけで自慢できる!El Union Coffee

El Union Coffeeのおしゃれなメニュー
お店の肩書きから実際の雰囲気まで紹介してきましたが、「近くにあったら毎日通ってしまうだろうな」というのがぼくの感想です。

お客目線に合わせて作られた居心地の良い空間には「また来たい!」と思わせる雰囲気がありました。

こだわりの空間と手の込んだ一杯は「わざわざ」行く価値のあるカフェではないでしょうか?

El Union Coffeeの基本情報

英語名 El Union Coffee
住所 MacArrthur Highway, Urbiztondo, San Juan, La Union
営業時間 月曜日・水曜日 9:00~21:00 / 木曜日~日曜日7:00~22:00
定休日 火曜日
WiFi環境 なし
公式サイト El Union Coffee

インタビューと社会派コラムを担当するライターです。いろんな場所に行って、たくさんの人と話して、その声を代弁できる情報屋でありたいと思っています。個人ブログ(さぐりさぐり、めぐりめぐり)で紀行文・コラムも書いてます。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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