南国の人たちは陽気で小さいことは気にしない、という様なイメージを持っている方も多いと思います。
この記事では、ぼくがセブ島でフィリピン人と関わっている中で起きたある出来事をシェアして、そこからぼく達日本人が学ぶべきことをまとめていきます。日々会社の業務に追われながら生きている社会人の方に是非読んでもらいたいです。
もくじ
仕事をクビになったフィリピン人の友人の話
元々、この「仕事をクビになったフィリピン人の友人」の彼は、ぼくが滞在していたホテルのガードマンをしていました。生活する中でかなりの頻度で顔を合わせるし、彼が英語を使えるので、次第に他愛のない会話をするようになり、セブ初心者のぼくを遊びに連れて行ってくれたりもしていました。
しかし、ぼくがそのホテルに滞在してから10日程経った頃に彼の姿が見えなくなります。それまでは2日に1度はガードマンとしてホテルにいたのに3,4日経っても姿がないので、辞めたのかなと思っていました。しかしそんな頃、ホテルの近くのコンビニで偶然彼を見かけました。
ぼく「なんで仕事こないの??」
友人「クビになっちゃった!そんなことよりこの鳥見てみろよ。俺になついて離れないんだ!」
ぼく「(まじかこいつ)・・・。」
友人「死ぬわけじゃないんだから仕事が無くなったくらいどうって事ないよ!」
考え方極端すぎるだろ!と思いましたが、これがセブ島流なんだ…と無理やり自分を納得させるしかありませんでした。
(ちなみにこの鳥は後に友人に売ってお金に変えたそうです笑)
セブ島民から学ぶライフハック
結局彼は、ぼくがセブを出るまでの二週間では仕事を見つけられず、それなのに、たまに会ったらいつも楽しそうな様子でした。
彼について一つ言えることは仕事がないことを本当に気にしていないということです。ニート生活を謳歌していると言ってしまえば聞こえは悪いですが、クビになって絶望しているよりは、能天気に楽しく生きている方がよっぽど有意義です。
彼に限った話ではないですが、セブの人はいつも楽しそうに過ごしています。これは南の島の人特有の雰囲気かもしれませんが、「なんとかなる精神」がとても強いからだと思います。多少挫折してもあんまり気にしない。
沖縄弁で言ったら「なんくるないさ」
英語で言ったら「Everything is going to be alright.」
このなんとかなる精神が、日々楽しく生きていける秘訣なのかもしれません。
真面目すぎる日本人
フィリピン人の彼のライフハックを紹介しましたが、ここでは今の日本について少し考えてみたいと思います。
日本の労働環境の闇
最近では度々ニュースにもなる過労死問題が日本の労働環境を象徴しています。
過労死問題に関して記憶に新しい某大手企業は、厚生労働省から過去3回に渡って「働きやすい企業」と認定されていたというのでこの闇はかなり深いです。ひと月に100時間以上の過度な残業時間にはいかないまでも、残業が当たり前となっている会社も多いのではないでしょうか。
そもそも、過労死問題が度々ニュースになって、サービス残業や社畜というワードが社会に浸透しているという状況が異常です。
日本人と外国人の働き方
今の日本の労働環境は異常だと書きましたが、外国と相対的に比べてみてもかなり違いがあります。
フィリピン人の仕事への意識は冒頭に述べた通りですが、例えば欧州諸国では「1ヶ月程度ある夏休み」や「シエスタ」などが伝統としてあり、日本人から見れば「外国人はあんまり働かない」という様なイメージかもしれません。また、北米を見てもコンビニ店員などの接客態度などを見ても、仕事に真面目に取り組んでいるとは思えません。
これは国民性であり、「勤勉な日本人」と「働かない外国人」を色々な要素で比べた時に、どちらが「良い」というのはないのかもしれません。
しかし、壊れるまで働き続けるという日本の流れは、間違いなく悪であると思います。
逃げるは恥だが役に立つ
消耗して疲れている社会人の方に一つの選択肢を紹介したいと思います。
これです。
セブ島に英語を勉強しに来るのもアリかもしれないし、20代ならワーホリに行くのも一つの手です。最近話題の「逃げるは恥だが役に立つ」本当によくできた言葉です。仕事で壊れてしまうくらいなら、全部投げ出して前向きな選択を取った方が絶対いい。
ここではあえて「逃げる」という言葉を使いましたが、ポジティブな意味として「逃げる」だと捉えてほしいです。
海外生活は純粋に楽しいし、自分が外国人で居られるので日本の様な生きづらさも感じない。次につながることも見つかるかもしれません。また、仕事を辞めて海外に来ている社会人も本当に多いので、同じ境遇の人もいるかもしれません。
セブ島民よろしく楽しく生きるために、自分なりの前向きな選択を取ることをお勧めします!
この記事では社会人に知ってほしいセブ島民のライフハックと、社畜サイクルから抜け出すための選択肢を紹介しました。フィリピンやワーホリなどに興味があるなら是非他の記事もご覧ください。