「自分を証明してくれるスコアが欲しい」
就活や転職を控え、希望と不安の混じる中フィリピン留学を検討されている方も多いと思います。現在、市場価値を上げるための英語検定としてTOEFL、IELTSなどの知名度が上昇してきていますが、やはり日本において存在感でTOEICの右に出るモノはありません。
英語学習都市バギオには多彩な学校がありますが、TOEIC特化型アカデミーといえばTALKアカデミーと言われています。今回は特にTOEICに注力したENEセンターの体験授業の様子をお送りします!
レポーター:岩辺智博(23歳)
インタビュー・コラムライター。フィリピン(セブ)、インドでそれぞれ1ヶ月語学留学の経験あり。
取材期間 | 1日 |
---|---|
英語力 | 日常会話程度 |
満足度 | |
ズバリ | TOEIC訓練合宿! |
詳しい料金やコースはこちらへ。
『TALKアカデミー』の概要
TALKアカデミーはバギオ市内に2つのキャンパスを構えています。それぞれのキャンパスでは以下のように明確な別のコンセプトがあります。
キャンパス | 対象 | ルール | 施設 |
---|---|---|---|
Yangcoセンター | スピーキング・英語の基礎能力を学びたい方 | 8:00~22:00はEOP(食事時間は除く) | 寮・売店・食堂(決められた時間外でもオーダー可)・トレーニング設備・バスケットゴール |
ENEセンター | TOEIC、IELTS などテスト対策をしたい方(ESLコースもあり) | テスト対策コースは月曜〜木曜外出禁止 | 寮・スーパー・屋台・卓球台 |
今回授業を体験させていただいたENEセンターではTOEICをはじめテスト対策に特化したカリキュラムを展開しています。教材も生徒ごとに組み合わせをカスタマイズしています。
TOEICリスニングクラス
今回筆者はENEセンターのTOEICリスニングクラスを受講させていただきました。担当していただいたのはMac先生。はちきれそうな筋肉ととんでもない男前加減に授業に集中できないと女子生徒から苦情が出ることもあるとかないとか…。
そんなMac先生は2016年8月度ENEセンターのベストティーチャー(※)に選出されています。甘いマスクにとどまらず、丁寧な授業にも定評があります。
※TALKアカデミーでは月に一度ベストスチューデントとベストティーチャーを各キャンパス1名ずつ選出しています。この制度の意図は2つあるそうです。1つは生徒・先生に学ぶ意欲・指導する意欲を喚起し続けるため。2つ目はもちろんより良い環境を作って、より良い成果を生み出すためだそうです。
前置きが長くなりましたが授業に入っていきましょう。
Mac先生「早速だけど今日はTOEICのリスニングパートについてレクチャーしていくよ!」
岩辺「よろしくお願いします!」
Mac先生「よろしく!まずはこの写真を見てみて。写真には何が写っているか説明できる?」
岩辺「んーと、お金持ちそうな女の人が車を買おうとしているところかな?」
Mac先生「OK。これはTOEIC試験のPART1にあたる写真描写説明問題なんだ。この後スピーカーが写真について述べた描写を4つ挙げるから、その中から正しいと思うものを選んでみて」
岩辺「わかった!」
Mac先生は音声を一つの選択肢ずつ再生していきます。
音声「a. A large tire is being replaced.(大きなタイヤを交換しているところ)」
岩辺「いや、これは違うかな」
Mac先生「いいね!じゃ、次」
音声「b. Several ○△×※ are going across the street.(数人のor幾つかの○△×※ が道路を横切っている)」
岩辺「選択肢的には違うと思うけど、大事なところが聞き取れなかったなあ…」
Mac先生「じゃあもう1回聞いてみよう」
音声「b. Several Pedestrians are going across the street.(数人の歩行者が道路を横切っている)」
岩辺「なるほど。歩行者と言っていたんだ。Pedestrianって【歩道】というイメージがあったけど歩く人という意味でも使えるんだね!」
Mac先生「お、いいね!こうやってリスニングのクラスの中でも新しい単語の用法を学ぶことも意外とできるんだ。この調子で次にいこう!」
音声「c. A woman is packing a suitcase.(女の人はスーツケースの荷造りをしている)」
Mac先生「OK、ラスト」
音声「d. Some people are standing by a car.(数人車のそばに立っている)」
岩辺「解答はdだね!」
Mac先生「そうそう。写真描写問題では最初に写真を少し見て、自分の中に仮説を立てておくことをおすすめするよ。そうやって聞いていると意外とほとんどの選択肢が見当はずれに聞こえるでしょ?」
岩辺「確かに!」
Mac先生「じゃ次は…」
こんな感じでMac先生はとことん問題を解いて進めていくというよりも、一つ一つの問題に時間をかけて、丁寧に解説をしながら理解を促すという方法をとられていました。生徒がわからないところには一緒に止まって、いろんな例を引き合いに出してわかるように説明してくださいました。
試験対策というと、どうしても応用的なイメージを持たれがちですが、TOEICの勉強を入り口に英語学習を始めるのもありかなと思いました。Mac先生はじめ、TALK ENEセンターでは講師陣の丁寧な指導を受けられます。
グラマークラス
次に受けたのはグラマークラス。TOEICで言えばPART5の短文穴埋め問題、PART6の長文穴埋め問題対策のクラスです。ここで担当していただいたのは、生徒に寄り添う指導に定評のあるJames先生です。それでは早速授業の様子を覗いてみましょう。
James先生「まずはテスト問題を解くにあたって、その問題が何について尋ねられている問題かということを判断しなきゃだめなんだ」
岩辺「へえー。というとどういう分別をしたらいいの?」
James先生「それはズバリ、文法について問われているのか、当てはまる単語について問われているのか、だよ」
岩辺「今まではなんとなくで解いていたなあ」
James先生「ここが落とし穴なの。PART5,6を落とす人はどうしてもスコアが伸び悩んでしまうんだ。全体の問題数から見ても、この部分は1問につき30秒で解答を出せないといけないんだ!」
岩辺「なるほど。だから1問ずつにかける時間を短くするために、その問題がどっちに属するのか判断してそれぞれに適した方法で解くってことか!でもそれぞれの方法って…?」
James先生「OK、まずは単語について問われている問題からいきましょ」
単語問題の場合
- 選択肢にある単語を確認する
- 空欄の前後の文脈を読む
単語問題の例)
Q. The newly hired manager of Stove Diner wants to add more ____ to the restaurant’s menu.
(A)variety
(B)distribution
(C)serving
(D)supply
1 選択肢にある単語を確認する
(A)variety → 様々な
(B)distribution → 配給
(C)serving → 給仕をする
(D)supply → 提供する
2 空欄の前後の文脈を読む
英文を和訳すると、
「Stove Diner(レストラン名)の新たなマネージャーはレストランのメニューに___を加えたい」
となります。
ここで4つの単語を照合していくと、(C)や(D)は単語の意味的にも文法的にもふさわしくないので除外します。(B)も「〜を加えたい」という空欄を埋めるには少し強引です。最後に(A)は「様々な」という和訳ですが、そこからは「(様々な)オプション」という意味も連想できます。メニューのことを話しているので「メニューの種類を増やしたい」という流れはごく自然ですよね。
よって解答は(A)varietyとなります。
岩辺「なるほど!身体にこのプロセスを染み込ませるのに時間がかかりそうだけど、身につけられたらとてもスピーディに問題を解けそうだね!」
James先生「そういうこと!次に文法問題も挑戦してみて」
文法問題の場合
- 選択肢の品詞を確認する
- 空欄の前後の品詞を確認する
文法問題の例)
Q. Ashanti Travel Agency sells the ___ flights available from Florida to Egypt and the Middle East.
(A)cheapness
(B)cheapen
(C)Cheaply
(D)Cheapest
1 選択肢の品詞を確認する
(A)cheapness:名詞
(B)cheapen:動詞
(C)cheaply:副詞
(D)cheapest:形容詞
2 前後の品詞を確認する
(前)the:定冠詞
(後)flights:名詞
・名詞の前には形容詞が来る
・theの後には最上級が使える
よって答えは(D)cheapestとなります。
James先生「でしょ?TOEICには知識はもちろん戦術も必要なんだ!」
どうしてもいきなり問題を前にすると、どの問題も均等に力を入れて解いてしまいがちですが、このように問題を解くためのテクニックを教わっていくことがTOEIC攻略の近道だなと思いました。TOEICをこれから勉強する方や、駆け出しの方に特におすすめです!
単語テスト
ENEセンターでTOEICコースを受講されている生徒は夕食後に単語のテストを受けることになっています。それぞれマンツーマン教室を一室ずつ使って、30分間音声から流れてくる160語の単語を書き取っていきます。
とてもユニークなのが、TALK ENEセンターではそれぞれの単語を3回に渡って流します。よく聞いてみると3つとも少しずつ発音が違うのです。ここではアメリカ、イギリス、オーストラリアの発音で一つの単語を再生しているそうです。というのもTOEICリスニングにはこれら3つの英語のアクセントが混じることもあるからです。それぞれのクセも理解できるとても面白い試みですね。
30分の音声書き取りが終わると、今度は書き取った英語の横に日本語訳をつけていきます。毎日これを繰り返すことで飛躍的にボキャブラリーを増やすことができます。
TOEIC模試
そしてハードなマンツーマンクラス、単語テストを経て、1日の最後に生徒たちは2時間のTOEIC模試を受けます。これは必ず毎日行われます。こうして日々、本番形式に触れることで場数をこなすことがTALKアカデミーのTOEICの成果につながっているのです。
こうして毎晩行うテストを、終了後すぐにヘッドティーチャーが採点します。翌日のマンツーマンクラスでは4時間分はこのテストを基に授業構成が考えられています。とことん得点アップへのこだわりを感じることができます。
また800点以上を取った生徒の名前はボードにはりだされるため、多くの生徒にとってモチベーションにもつながっています。
まとめ:TOEIC訓練合宿!
TALK ENEセンターではTOEICのスコアアップのために独自に教材を開発する、講師陣にも講座を開くなど徹底した施策がとられています。
「一人で勉強しようとするとどうしてもだらけてしまう」
そんなみなさんにとってはぴったりなスパルタ式アカデミーです。ただスパルタとは言っても先生は優しく丁寧で、周りには共に歯を食いしばって頑張る仲間がいるのでモチベーションも保つことができるでしょう。
最後に今回お世話になったJames先生より読者の皆様へエールをいただきましたのでご覧ください!
TALK ENEセンターについて気になる方はこちらからご相談ください!
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【徹底取材】TOEICはTALK ENEセンターで決まり!【寮・食事・講師】
バギオのTOEIC特化型アカデミーTALK ENEセンターの寮・食事・講師について徹底的にまとめた記事です。ハードなカリキュラムと確かな実績。短期間に就活や転職で自分の英語力を証明できるスコアを獲得したいという皆様にオススメの内容です。
TALK(バギオ)のコース/料金
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