史上稀に見る候補者4つ巴の混戦と言われているフィリピン大統領選挙。本日2016年5月9日はいよいよ選挙当日。
事前速報では現ダバオ市長のドゥテルテ氏が抜け出した模様が報じられていましたが果たして結果はどうなるのでしょうか。今回はそんなアツい選挙会場に行ってきた様子をレポートします。
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セブシティ中心部の選挙会場に行ってみた
投票会場はフィリピン国内の各公立学校となっています。今回はセブシティ中心部にあるMabolo Elementary Schoolに行ってきました。
Mabolo Elementary Schoolへのアクセス
フィリピンでは選挙前日からレストランやバーでアルコールの提供を禁止され、当日の今日はシャッターの降りているお店が目立ちます。まさに総動員態勢です。ちなみに投票は朝6時から行われています。
交通量も普段に比べて圧倒的に少ない中選挙会場付近だけが異様な盛り上がりを見せていました。
会場の小学校の前の道路には選挙関連のポスターが無数に吊り下げられています。
会場の雰囲気
会場内にはいくつかの案内所があり、IDカードによって投票場所を割り振っているようでした。
割り振られた有権者は投票場所を確認して、会場となっている各教室に向かいます。
各教室にはそれぞれ長蛇の列ができています。誘導者に聞いてみると最後尾からは40分から1時間ほどの待ち時間ということでした。
上の階の教室にも多くの人が並んでいます。
有権者のみに限らず付き添いの子供達も含めて老若男女が入り乱れた様子はお祭りのようでした。
選挙会場でも聞いてみた
前回に引き続き今回もインタビューをしてみました。投票に来ていた家族連れ、タクシー運転手、案内係員など尋ねたほとんどの人がドゥテルテ氏を支持している結果となりました。
投票を終えた人は証明として人差し指に黒いインクが付いています。ちなみにこれは帰りのタクシーの運転手に教えてもらった情報です。ただ指が汚れているわけではありません。
選挙の行方
現地時間で9日午後5時まで行われる選挙はその後即日開票されて10日夜には大方の結果が判明する見通しです。
フィルポータルでは今後も大統領選挙の行方を追っていきたいと思っています。
撮影者:井上昂大