「勉強なんてやっても無駄」親の反対を遮り、高校卒業後すぐに社会に出て肌で感じた学歴による選択肢の幅。圧倒的なスタートラインの違いに危機感を覚え、フィリピンで6ヶ月語学留学してからオーストラリアへ。
現在はオーストラリアの大学入学を目指してCIAで奮闘する野崎さん。助走として選んだセブ島での留学についてお話を伺いました。
野崎貴規さん(19)
高校卒業後、勤めていた飲食関係の仕事を辞め半年間のセブ島のCIA留学中。今後の目標はオーストラリアの大学でビジネス学を学び、経営者になること。
留学先 | CIA |
---|---|
満足度 | |
留学期間 | 6ヶ月 |
英語力 | ゼロ |
高卒で社会に出て感じた学歴社会の壁を逆手に取る
— 最初にお名前とご年齢をお願いします。
野崎貴規。19歳です。
— 留学されるまで日本でお仕事をされていらしたんですか?
日本で飲食系の仕事をしていました。そこで1年間お金を貯めて、足りない分は親に借りてここにきました。
— 英語を学ぼうと思った理由は?
姉が大学在学中にカナダに1年間留学していた影響です。あと当時の夢が働いていた飲食系の仕事で独立することでしたが、社会に出て働く中でいろんなことを肌で感じてやっぱり大学に行こうと思ったんです。
— そこで海外の学校に行こうと?
最初は日本の大学に行くつもりでしたが、人生で受験を含めて勉強という勉強を一切したことがなかったので、5教科という膨大な範囲に途方に暮れました。
そのうちに海外の大学という選択肢が浮かび、調べるとIELTSの資格だけでいい上にオーストラリアとイギリスは全3年制ということがわかったんです。1年で英語を習得して3年で大学を卒業できたら、日本の4年制の大学を卒業するのと一緒だな、と。
— なるほど。
働いていた分、同級生と比べて2年出遅れているので後を追う形になるよりも、これをきっかけに違う道を進んでみようと思いました。そうすれば、仕事を経験した過程も無駄にならない気がして。もちろん英語も勉強したことなんてなかったですけど、なんか自信はありました。
— 仕事をしている中で、大学卒業が必要だなって思ったきっかけは何かあったんですか?
きっかけというよりは、日々の中で高卒と大卒ではやっぱり違うなって仕事をしていて感じました。高卒で4年早く仕事を初めても65歳まで働くとなると、逆にたった4年じゃないですか。大卒ならその4年間で仕事の幅が広がるし、自分にも余裕できるかなとか思ったりしました。
IELTSの目標スコアを取るまで帰らない
— 先の目標がオーストラリアの大学に進学することとお聞きしましたが、フィリピンでの留学はどんな理由で決められましたか?
初めはオーストラリアの大学にいくのであれば、オーストラリアの語学学校に行こうと考えたんですが、めちゃくちゃ高くて…。調べていったら、フィリピンだけマンツーマン授業があったり、物価が安かったり、IELTSのテストに特化したコースがあったりと運命的な出会いかもって思いました。
— なるほど。目的への手段としてのフィリピン留学ということですね。セブの中でもたくさん学校があると思いますが、CIAに決められた理由は?
今までの自分を振り返って本当に勉強に集中できるのかも不安だったので、厳しさはありつつ消して強制的ではない環境というのを念頭に学校を探した結果です。
— コースを教えていただけますか?
コースは最初の3ヵ月くらいはESLで、後半はIELTS対策コースにします。
IELTSを取らずに日本に帰っても次のステップにいけないので、 IELTS取るまで、帰りたくないと思ってます!本当にあとがないので、みんなと同じことをしていたらだめだなって凄く思います。
— すばらしいですね。アクティビティの多いセブで自分を律することは難しいと思います。聞いていて熱くなります。今回の留学で、IELTSの目標スコアは設定されていますか?
5か5.5ですね。そのためにIELTS対策に入る前の短期の目標として、ESLでProgress testっていうのがあって10段階評価なんですが、7までいきたいです。入った時1だったのをめちゃくちゃ勉強して1ヶ月で今5まできたので。
— え?1ヶ月で5までいったんですか?凄く努力されているんですね。そういう成功体験や手ごたえがあると嬉しいですよね。
凄くびっくりされましたね笑。セブ島で初めて勉強する喜びを感じられました。
— 教科書ベースの授業ですか?コミュニケーションメインの授業ですか?
英語の参考書で薦めていただいたのをここで買って、とりあえずそれを全部終わらせるのを目標にやってます。自分からやりたいことを決めて伝えれば、それに沿って授業も進めてくれるので本当にいいですね。
— 逆に今だから思う、留学前にやっとけばよかったことってありますか?
最初はもっと勉強してくればよかったなと思ったんですけど、ゼロベースだったからこそ奮い立たせてやれてる部分も多いのでどうですかね。
— CIAで1ヶ月留学してみての満足度を星5つで評価するとしたら?
学校の先生やスタッフさん達とは仲良くて、大好きですし全然不満はないです。5で!
成長の喜びを分かち合える仲間の存在
友達の優しさに感動しました。初めて誘われて行った旅行も、全く喋れなくてどうしようと思ったんですが、すごくゆっくり話してくれたり辞書を使ってくれたりして。会話の通じない中での出来事なので、日本で感じるものとはまた違うものを感じました。
日本人は僕1人だったんですけど、年下だったので弟みたいに扱ってくれましたね。
— そういう自分の中で感動した体験がもっと英語話したいという気持ちにうまく変っているのかなって感じます。
そうなんです。最初のルームメイトは韓国人だったんですが、元々の喋れない僕を知っているので点が上がったときなんかに一緒に物凄く喜んでくれて、成長や喜びを分かち合えるのはこんなにも嬉しいことなんだなって思いましたね。留学するとそんな喜びや、自分が超えなければいけない壁が日常的に見えるのでモチベーションが上がりっ放しです。
— 休みの日は何をされていますか?
みんながよく誘ってくれるので、結構毎週のように旅行に行っています。タクシーが安いのでどこにでもいけるし、やっぱり海が綺麗ですよね。
留学で得た英語を武器にオーストラリアの大学へ
— 留学後のことについてお聞きしていきたいんですけど、今後のご予定は?
ゴールドコーストかサンシャインコーストにいこうと思います。大学では今のところビジネス学を学びたいです。でもビジネス学は大変そうなのでちょっとびびってますけど笑。英語学習の進捗によって決めようかと思ってます。
— ビジネス学を勉強したい理由としては、冒頭で仰っていた飲食系での独立が動機ですか?
やりたいことをまだ明確に一つに絞れてなくて。ビジネス学を抑えれば絶対損はないし、経営学だと広すぎるかなと思って。
それにオーストラリアで会計の資格を取ると、日本と違ってアメリカやシンガポールとかでもその資格が使えたりして、凡庸性が高いんですよ。そこに魅力を感じています。
— すごいビジョンがはっきりされていて驚きました。5年や10年という中長期的に見て、こんな風に生きていたいなとか理想像がありますか?
抽象的になりますが理想は自分の会社を作って、家族みたいに仕事したいです。あとは、自分の周りの人は意外と人生の目標がなかったりすることが今まで多かったので、その人たちの目標を作れたらいいなとか目標になれたらって思います。自分が出来たら誰にでもできると本気で思うので、僕を見てそういう人たちが増えればいいなと思います。
インタビュー後記
実際に社会に出て、大学を卒業することの必要性を痛感した野崎さん。背水の陣で挑戦中のセブ島留学でメキメキと力をつけながら、その目はオーストラリアの大学、さらにはその先の未来まで見据えていました。
王道ではなくマイノリティ。逆張りと言われるかもしれない。しかし先を見通した視野で自分を直視したのなら、あとはただ真っ直ぐに進むだけ。そんなことを思ったインタビューでした。
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