バギオ観光の定番ルートといえばマインズビューパークやライトパークが挙げられます。高原都市ならではの観光スポットに囲まれて何やら白い大きな建物が見えてきたらそれが「ザ・マンション」です。
目の前で記念撮影をする観光客が絶えないザ・マンションとはいったいどんな場所なのでしょうか?そこにはバギオが「サマー・キャピタル」と呼ばれる理由がありました。
気になるザ・マンションについてご紹介します。
「サマーキャピタル」バギオと大統領
バギオがしばしば「サマー・キャピタル」と呼ばれるのはご存知でしょうか?
実はこのザ・マンションは20世紀初頭に当時フィリピンを占領していたアメリカ軍の避暑地として建てられました。マニラの暑い夏にアメリカ人が耐えられなかったということが原因にあります。
フィリピン独立後ザ・マンションはそのままフィリピン政府のものとなり、今なお3月から5月の間は政府関係者、はたまた大統領が過ごすことで知られています。
夏の間事実上首都として機能することから「サマー・キャピタル」としてフィリピン人の間で親しまれています。
ザ・マンションの場所・行き方
マインズビューパークの麓、ライトパークの向かいに位置します。
Romulo Driveという大きな通り沿いにあるので、バギオで生活をしていると通りかかることも少なくはありません。
タクシードライバーには「ザ・マンション」または旧名「マンション・ハウス」で間違いなく通じます。市街地セッションロードからはタクシーで10分ほどです。
ザ・マンションに行ってみた
ザ・マンションの正面玄関まではライトパークから長方形の池が続いています。所々咲いている赤い花と視界の奥に見える白い邸宅のコントラストがとても綺麗です。
ザ・マンションでは白い邸宅はもちろんですが、門も人気の撮影ポイントになっています。お洒落なこの門はロンドンにあるバッキンガム宮殿をイメージして造られたそうです。
ザ・マンションは現役で政府関係者に利用されているにも関わらず、門の中に入れることが特徴的です。バギオの「ホワイトハウス」を前に多くのフィリピン人が写真撮影に必死になっていました。
まとめ:ザ・マンションでもしかしたらあなたも…
現役で政府の避暑地として機能するザ・マンション。3月から5月のサマーシーズンにはもしかしたらフィリピン大統領の姿も見ることができるかもしれません。そうでなくとも緑色の整備された芝にそびえる堂々とした白い邸宅は一見の価値があります。
気持ちよく晴れわたった休日、散歩のゴールをザ・マンションにしてみてはいかがでしょうか?
ザ・マンションの基本情報
英語名 | The Mansion |
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住所 | The Mansion, Romulo Dr, Baguio, Benguet |
入場料 | 無料 |
公式サイト | ザ・マンション |