英語勉強に対して真面目な姿勢の生徒が多いバギオで「アットホーム」な雰囲気が人気の『バギオJIC』。小規模ながら充実した施設とネイティブ講師・ベテラン講師が揃っています。
今回は2つあるキャンパスのうちESLコースとIELTSコースがある初級・中級者向けの『PSI(パワー・スピーキング・アイエルツ)キャンパス』を徹底取材しました。
案内人:光本孝さん(28歳)
JICで6ヶ月間の留学経験を持つ日本人スタッフ。講師採用の際、試験管も務めている。
レポーター:小峯瞳(26歳)
フィリピン(クラーク)と欧米短期留学経験あり。海外旅行と映画鑑賞が趣味。
取材期間 | 2日間 |
---|---|
英語力 | 旅行英会話程度 |
満足度 | |
ズバリ | アットホームでコスパの良い学校 |
詳しい料金やコースはこちらへ。
もくじ
『バギオJIC』の概要・他の学校との違い
『パワー・スピーキング』キャンパスの詳しい情報を見て行く前に、学校の特徴や他校との違いを5つご紹介します。
1.キャンパスが2つ
JICは下記の通りレベル・目的に応じて2キャンパスの用意があります。キャンパス移動も可能なので長期滞在でも中だるみすることなく勉強ができます。
キャンパス | レベル | ルール | コース |
---|---|---|---|
IB | 超初級 | 平日外出禁止 | Intensive Basic ESL のみ |
PSI | 初・中級 | 平日外出可能※ | ESL、TOEIC、IELTSなど多数コースあり |
※IELTS Test Takers、点数保証コース除く
2.事前学習で無料オンライン英会話の受講が可能
入学の1ヶ月前から業務提携しているオンライン英会話の授業を受講することができます(週2回、計8回)。生徒の事前学習のために業務提携してまでオンライン英会話を提供している学校は珍しいです。
3.ホスピタリティも重視した講師採用方針
先生は英語の教え方だけで選ばれたわけではありません。生徒がいかに気持ち良く授業を受けることができるか「ホスピタリティ」の視点でもチェックされた先鋭たち。日本人スタッフが面接官として日本人視点でしっかり面談しています。
4.ネイティブ講師在籍
ネイティブ講師が複数在籍しており、生のイギリス・アメリカ英語を学ぶことができます。特にイギリス英語は発音だけでなく単語も変わってくるので、試験のリスニング対策などには良いと思います。
5.100分授業
JICでは50分授業+10分休憩+50分授業の1セット「100分授業」が基本です。
フィリピン人講師は一般的に授業前に雑談をすることが多く、50分の授業でも、実質40分程度になることも。その点、同じ先生で100分だと、無駄なくたっぷり勉強できます。
先生も雑談だけで100分乗り切ることはできないので、生徒を飽きさせないため、準備をしっかりしていました。問題を解く時間、質問をする時間も十分に取れます。
「パワー・スピーキング」キャンパスの概要・特徴
パワー・スピーキング キャンパスはESLコース(5種類)、IELTSコース(3種類)、TOEICコースの3ジャンルがある初級者・中級者向けのキャンパスです。
IELTS Test Takers、点数保証コース以外は平日外出が可能のセミスパルタタイプで、下記のような特徴があります。
充実の施設とアットホームで過ごしやすい雰囲気
最大定員は70名。小規模ながらキャンパス内にはバスケットコートやフリーテーブルなどの共有スペースが多く、生徒がのびのびと過ごしていました。
メゾネットタイプの4人部屋は語学公開では珍しくキッチン付き、バス・トイレ別で広々としており、まるでシェアハウスのような雰囲気!学校施設もバギオらしくロッジ風のオシャレな作りです。
授業のカスタマイズ自由度が高い
毎週クラス変更が可能な上にマンツーマン授業は内容を自分の目的に応じてカスタマイズできます。これに加えてESLコースは通常グループクラスも8種類から選ぶことができ、かなり自由度が高いです。
日本人スタッフが在籍
何かあった時頼りになる正規日本人スタップが在籍しており、安心です。任意で勉強方法のコンサルティングもしてもらえます。
場所・立地
JICはフィリピン・マニラから北に200km。避暑地として知られるバギオの中心地から車で10分程の閑静な場所にあります。
周辺環境
徒歩5分程度の場所に小規模ですが、いくつかお店があります。パワー・スピーキングのESLコースは平日でも外出が可能なので、徒歩で行ける範囲にちょっとしたお店があると気分転換に重宝しそうです。
日用品を購入することができるドラッグストア。お菓子や衛生用品など、日本のコンビニのような品揃えです。
徒歩3分程度のハイポイントというホテルにはカフェが併設しており、軽食やドリンクを楽しむことができます。
レストランや小さな市場等もありました。日常的に少し小腹が減った、足りないものを買いにいく程度なら十分だと思います。ジプニー乗り場も近く、学校のすぐ目の前でタクシーも拾いやすいので外出時も困らないと思います。
宿泊施設・寮
満室のため、男性の生徒さんが実際に使用している様子を見学させていただきました。寮は教室と同じ建物内でまるでロッジのようなオシャレな外観です。
メゾネットタイプの4人部屋
メゾネットタイプで1階は共有スペース、2階が寝室になっています。部屋の掃除は週に3回あります。
2階にはベッドと勉強机があります。大きめのベッドで十分な広さです。勉強机にはデスクライトがあり、夜でも快適に勉強できます
ウォーターサーバー、キッチン、コンロ、冷蔵庫、wi-fiが部屋ごとに付いています!キッチン付きというのはバギオ唯一だと思います。食事を食べ損ねた時やちょっと自分で料理したい時にはとても便利!調理器具は売店で貸し出し、購入が可能です。
なんと!トイレ・シャワー別です!お湯の出もバッチリでした。共同生活なのでトイレ・シャワー別の方が生活しやすいですね。シャワー後にトイレがびちゃびちゃにならないのはありがたい!
洋服などを収納できる大き目のクローゼットもあります。貴重品は基本的に各自で管理するのが基本ですが、鍵をかけることができるキャビネットもありました。お願いすればオフォスでも鍵や貴重品を預かってくれるそうです。
なおバギオは過ごし易い気候のため、冷暖房器具がないのが一般的です。JICでも同様ですが、部屋の保温機能が高いのか室内は暖かく感じました。また、窓を開けると風が通って涼しく気持ちがいいです。掛け布団の追加希望も可能とのこと。
3人部屋
4人部屋の2階部分がないのが3人部屋です。設備は4人部屋と同じです。ちなみに、洗濯物はカゴに入る範囲なら重さの上限なく週3回洗濯してもらえます。
寮からはこのような風景を見ることができます。勉強で疲れている時には緑の景色は気持ちいい!
学校施設
全体的にバギオらしく木目調のオシャレな雰囲気でした。宿泊施設と同じ建物の上階が教室になっているので移動が楽です。
教室・自習室
マンツーマンとグループレッスンの教室があるメインホール入り口です。
先生一人一人に教室が割り振られており、写真と名前がわかるポスターがかかっています。
マンツーマン用の教室です。授業時間外は自習ルームとして使用できます。
自習室は屋根裏風。電源とデスクライトがあり、wifiもあるので個人パソコンがあればネット使用も可能です。IELTSコース学生の強制自習時間には予め席が割り振られ、決められた場所で勉強します。
その他任意自習の学生がこのメインホールを使用する場合は、勉強時間・休憩時間などを強制自習の時間割に合わせて使用しなくてはいけません。(メインホール以外の教室であれば自由に使用できます。)
強制自習と任意自習の生徒、お互いのストレスが溜まらないようにする配慮がされていました。強制自習の時に横で遊ばれたりしたら集中できないですものね…。
他にもエクステンションルーム等別の場所に教室がありますが、全て同じ建物の中なので簡単に移動できます。
ファンクションルームは主にIELTSテストなどの模擬テストをする部屋です。アクテビティイベントがある際にも使用します。
共用スペース
教室がある建物の前にはバトミントンコート、バスケットコート、ジムがあります。バトミントンやバスケットボールは無料で貸し出し可能です。取材中も学生が使用して楽しんでいました。教室からすぐなので授業合間でも使えるのは重宝しそうですね。
教室の階から見たコート。広い!開放的です。基本的に24時間使用できますが、寮のすぐ目の前なので22時以降は大きな音は立てないよう注意です。
ジムはコートすぐ横にあります。韓国人留学生などがよく使用しているとのこと。
オフィス前に自由に使用できるテーブルスペースがあり、ここで勉強している生徒も居ました。
オフィスでは教科書を買ったり、コピーを無料でしてもらえます。何か困ったことがあったらここで日本人スタッフに相談してみましょう。
カフェテリア・食事
キャンパスから1本道を挟んだ向かいにカフェテリアがあります。コンパクトな作りですが、コースごとに食事時間が分かれているのでスムーズに食事を取ることができます。BGMも流れていて落ち着きます。
食堂には7〜22時まで営業している売店が併設しています。お菓子や飲み物等の軽食、調理器具などが購入できます。留学生活に必要なちょっとしたアイテムならなんでも売店で手に入れることができます。
食事は3食全てビュッフェ形式です。自分の好きなものを好きなだけ食べることができます。
献立票がありました。ほとんど同じメニューがない!これなら飽きずに毎食楽しめそうです。
朝食
取材に行った日の朝食です。メニューはたまごサンドウィッチ、ピクルス、コールスロー、スープ、牛乳。朝からこれだけの量があれば十分ではないでしょうか?もちろん、足りない場合はお代わりもできます。
昼食
イカリング、野菜炒め、チャプチェ、キムチ、みかん、スンドゥブ風スープ。
野菜たっぷりで果物も新鮮なものを食べることができます。韓国資本の学校のためキムチは毎食用意されています。
別の日のランチです。この日はウインナー、野菜炒め、ジャガイモの炒め物、ナスの炒め物、スイカ、みそ汁です。毎週火曜日・木曜日のランチは日本食メニューが提供されるそうです。
夕食
野菜たっぷりのチヂミ、野菜炒め、野菜のマリネ、スープ。
野菜たっぷりです。フィリピン留学に行くと野菜不足になると良く聞きますが、JICに関しては大丈夫そうです。
味は学食よりあたたかみのある美味しい家庭のご飯という印象。作りたてで暖かいうちに味わうことができます。学生の方からの反応も良く、食事の心配をする必要はないと思います。
授業・レベル分けテスト
授業に関しては別記事にまとめてありますので、そちらをご確認ください。
【バギオ留学・バギオJIC】『PSIキャンパス』の授業体験取材・動画有
バギオで一番アットホームと言われる格安語学学校『バギオJIC』にはレベルと目的に応じて2つのキャンパスがあります。今回はESL・IELTSコースがある初級・中級者向き『PSI(パワー・スピーキング・アイエルツ)キャンパス』のマンツーマン・グループレッスンを体験取材しました。
総評(口コミ・レビュー)
JICの「フレンドリーでアットホーム」な雰囲気はスタッフの方の改善探究心、ホスピタリティ視点でも選ばれた先生の授業、過ごしやすい施設環境が作り出していることがわかりました。
勉強には集中したいけれど、授業時間以外はゆったり過ごしたい人、楽しくモチベーションを保って勉強して行きたい方に向いているキャンパスだと思います。
また、4人部屋が広く過ごしやすい上に、ネイティブ講師の授業も受けることができるので費用を抑えたい人にはコストパフォーマンスがかなり良いと思います。
徹底取材後記
いかがでしたでしょうか?筆者はクラーク、セブ、バギオの学校に訪れたことがありますが、そのなかでもJICのアットホームで過ごしやすい雰囲気・食事の質は上位だと思います。
生徒として過ごした経験を持つ日本人スタッフの方が、生徒満足度を上げるために熱心に動き、新しい施策を検討している姿が印象的でした。
口コミで日本人に人気が広がり、現在は日本人比率が40%前後になっているというのも頷けます。人気校かつ、『PSIキャンパス』の4人部屋は特に希望が多いため、早めの申し込みをおすすめします!
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JIC PSIキャンパスのコース/料金
フィリピン・バギオの語学学校『JIC PSIキャンパス』の学校情報ページです。PSIキャンパスのコース/カリキュラム/料金/学校/寮/学校データを確認することができます。
撮影者:井上昂大