無料オンライン留学相談
ビジネス

この記事を書いた人

「自分に腹が立つ」
こんな思いを抱いたのは、2014年10月からスタートした語学学校、Brightureの起業準備の時でした。それまでは、日本語なら仕事に対して何でも出来るという自信を持っていました。しかし、いざ英語となると全くそれが出来ませんでした。そんな自分に腹が立ったのです。

起業準備中に痛感した英語の重要性

起業準備中に痛感した英語の重要性
起業するときには、法的手続きも含めて難しい局面に幾度となく直面します。私がまず直面したのは、学校運営をするためのテナントを借りる交渉でした。

私とビジネスパートナーの松井は、テナントを借りるために何度も交渉を繰り返しました。しかし、当時の私の英語力はまだまだ未熟で、全く対応が出来なかったのです。交渉相手も自分たちの主張があるので、こちらが少しでも隙を見せると、そこを突いてきます。
参考:フィリピンで起業して8ヶ月。私が出会った苦労と解決策

そんな難しい交渉だったことを覚えています。パートナーの松井は長年アップル本社でシニアマネージャーのポジションに就いていたので、英語での交渉・マネジメントを何度も経験していました。その結果、交渉に関しては最終的にこちらの思い通りになりました。しかし、私の英語は使い物にならなかったのです。参考までに当時の英語力はTOEICで700点越えで、その点数を獲得されている日本人と比較して、会話は出来たというレベルです。
関連:ビジネス英語勉強法、3つのステップ【僕がアップルで学んだこと】

カリキュラム作成時にも同じようなことが起きました。私自身も一人の英語学習者として、たくさんのアイデアがありました。しかし、英語での会議となると意見が言えないのです。リスニングにも問題があり、会議の内容を全て理解することができませんでした。その結果、大きな貢献も出来ないまま会議は終了。とても悔しい思いをしたのを、今でもよく覚えています。

会社の運営が始まった後も、数々の問題に直面しました。企業として日々変化する環境の中にいると、様々な決断を迫られます。しかし、決断にも英語が付きまといます。従業員の悩みを解決しなければいけない。従業員を叱らなければならない。もちろん全て英語です。英語での細かな言い回しがわからない私は、「本当にこの言葉が適切なのか?」「あまりにもストレートな言い回しではないだろうか?」「この言い方で相手は傷ついていないだろうか?」など、毎日苦悩していました。

武器を持って戦うか?素手で戦うか?

武器を持って戦うか?素手で戦うか?
このように、海外でビジネスを展開する場合、英語が出来ないのは大きなハンディキャップになります。ミスコミュニケーションが多発すれば、最悪の場合、会社の命運を左右することも考えられます。

もし、あなたが英語を習得していれば、ビジネスを切り開いていくための大きな武器となるでしょう。しかし、英語に自信がない人には数々の困難が待ち受けています。もちろん、私よりも英語力が低くても、日々苦労しながら現地で頑張っている人もいます。しかし、私も散々苦労したので偉そうなことは言えませんが、もう少し英語力があればもっと上手くいったのではないのか?と思います。

ビジネスの成長を早める手助けとなる英語

ビジネスの成長を早める手助けとなる英語
英語はビジネスを大きく成長させるためにも役立ちます。例えば、フィリピンのセブ島には、現地の優良な取引先がたくさん存在します。しかし、英語が出来なければ日本人コミュニティーの中でしか、取引先を探すことが出来ません。そうなると選択肢がかなり狭まるので、取引先が失敗をしても文句が言えません。

また、安価で質の良い仕事を依頼できる現地の取引先があるにもかかわらず、英語での交渉ができないという理由で、知り合いに高い値段で仕事を任せているということも現実に起きています。

先ほども少し触れましたが、従業員のマネジメントの観点から見ても、あなた自身に英語力が無ければ、現地のマネージャーに任せるしかありません。この選択はビジネスの成長スピードを緩め、いずれ大きな問題となって目の前に立ちはだかるでしょう。

ここまでの話で、海外でのビジネス展開には、英語力がいかに重要かということを、理解していただけたと思います。

英語は片言でいいのか?英語なんて通じればいい!から生まれる勘違い

英語は片言でいいのか?英語なんて通じればいい!から生まれる勘違い
これは私がベトナムに出張した時の話です。カフェでお茶をしていると、フォーマルな格好をしたベトナム人が誰かを待っていました。10分ほどするとスーツを着た日本人が店内に入ってきて、そのベトナム人と話し始めました。

彼らは英語でコミュニケーションを取っていましたが、その日本人はお世辞にも英語が上手いとは言えないレベルです。しかし、ベトナム人はその英語を理解しようと、必死に耳を傾けながらメモを取っていました。わからなかったことは丁寧に聞き直し、自分が話す英語を相手が理解していなければ、理解するまで言葉を言い換えて、理解に努めていたのです。

日本人は理解できない言葉にも「right. right.」を繰り返し、相槌だけは上手かったのが印象的でした。セブ島に戻ってから、この話をパートナーの松井にすると、彼はこう言いました。

「日本は大きなマーケットがあるから、片言の英語でも相手は理解しようと努力してくれる。日本企業と取引がしたいから、相手が必死になってくれる。でも、もし日本のマーケットに魅力がなくなったらどうだろうか?相手国も片言の英語を理解しようとはしなくなるだろう。」

英語は片言でも通じればいい!とよく言われますが、実際それは通じているのではなく、相手が一生懸命理解しようと努めてくれているのです。その気持ちが相手側に無くなれば、片言の英語は一切通じません。

フィリピンでビジネスをしていても、フィリピン人が必死に日本人の片言英語を理解しようとしてくれます。これまでも、そういうシーンに幾度となく遭遇してきました。しかし、これでは現地でのマネジメントはおろか、彼らと共に自分たちのビジネスを加速させることも難しいでしょう。

私は松井の言葉を聞いて、片言で良いはずがないと確信しました。

スピードが大事なアジア。まずは一度飛び出そう!

スピードが大事なアジア。まずは一度飛び出そう!
「東南アジアが熱い」と言われる昨今。成長スピードもとても早く、色々と考えている間に新たな競合が次々と参入してきます。せっかく思いついたビジネスアイデアも、競合に先を越されてしまうということも少なくありません。スピードが重要なアジアで戦うには、実際に現地に行って体感することが重要です。

英語力がどのくらい必要か?現地で戦っていけるか?を肌で感じ、「いける!」と思ったらすぐに行動に移してください。ビジネスを始めるときは、こういう気持ちが一番大事なのです。

ただし、英語力が低くてもなんとかなると楽観的に考えるのは危険です。まずは、相当苦労するということを覚悟してください。英語力があれば出会わずに済んだ問題に、何度も直面することになるでしょう。

実際、私もそうでした。とてつもない困難が待ち受けていることを、肝に銘じるべきだと思います。英語力が無くても海外でビジネスをしたいのであれば、通訳を雇うことも視野に入れましょう。

以上がアジア起業の準備中に、英語力という武器の重要性を再認識した話です。

成長が早いアジアでのビジネスはおもしろいです。まずは第一歩を踏み出してみることをおすすめします。そして、英語の勉強も行いましょう。

株式会社THREE 代表取締役。1985年生まれ 大阪府出身。 高校在学中からミュージシャンとして活動。 バンド解散後アパレル系企業に従事し、西日本一位の成績を獲得。 2008年に不動産業に転職し、大学に通いながらもトップクラスの業績を収める。日本各地で講演活動も行っている。

SOUDAバナー

編集部からのおすすめ記事一覧