フィリピン留学相談はスピーディーで選ぶ時代
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日本にいれば「宗教」にネガティブなイメージを持ってしまうことがありますよね(しつこい勧誘やオウム真理教等)。ぼくも高校生の時にある宗教の強引な勧誘に遭ったことがあり、非常に悪いイメージを持っていました。

またぼくが海外に出たての頃、UAE(アラブ首長国連邦)に行った時のことです。UAEはイスラム圏なのですが、実際は非常に治安がいい国です。しかし当時ISISが話題になっている時期だったこともあり、ムスリムに対してかなり恐怖心を抱いていました。アブダビ空港の警察はあの白い服にゴツい銃を肩からかけながらウロウロしているのですが、それがめちゃめちゃ怖かったのを覚えています。

では宗教とは実際のところどんなものなのでしょうか?怖いものなのでしょうか?

ぼくがカナダ、フィリピン留学の経験を通して分かったことと合わせてお伝えしていきたいと思います。

宗教って怖いの?

結論から言うと「宗教は全然怖くない」です。

なぜなら、約一年間の二カ国留学を通して海外で宗教は自然で当たり前なものだと知ったからです。ムスリムの友達もできるし、カトリックの家に滞在していたこともありました。

ぼくが滞在していたカナダやフィリピンでも教会は当たり前のように街中にあります。ぼく自身いろんな宗教の友達もできましたが、変わったところも無く普通の人です。「キリストが…」とか「アッラーが…」とかそんな話一切してきません。ぼくたち日本人が極端に変な宗教ばかりの中に生きていたために、変な偏見を持ってしまっていたのだと分かりました。

なので、偏見がない今考えてみるとUAEでいちいち身構えていたのがバカらしく思います。「宗教は全然怖くない」。これをしっかり理解するだけで、海外で要らぬ注意を払わなくて済み、いちいち気疲れしないで済みます。

ちょっと思ったこと:宗教は科学みたいなもの?


引用元:EPS stock vector clip art and illustrations.

以前どこかで聞いてしっくりきた宗教への理解のアプローチを紹介したいと思います。

テクノロジーの発達した現代に生きるぼく達は、何か疑問があっても大抵のことは科学を根拠に説明をつけることができます。

しかし科学の力に頼ることのできなかった昔の人達は、疑問があってもそれがなぜなのか根拠づけることができませんでした。例えば「なんで日照りが続いてしまうのか?」や「なんでこんなに病気が蔓延してしまうのだろう?」など。

そこで神様という絶対的な存在を作って、何か悪いことが起きると神様のせいにすることにしました。さらに、その問題にどうすることもできない歯がゆい思いを神様に媚びることで問題の解決としよう、としたのです。「畑の不作が続くのは神様が怒っているからだ!お祈りしなきゃ!」みたいなことです。

以上のような流れが今も残っているのが「宗教」だと捉えると、彼らが信仰する理由もなんとなく分かります(あくまでぼくの意見です)。

余談ですが、科学などの現実的なものしか拠り所のない日本人も、宗教のような抽象的なものに拠り所を見出せれば高い自殺率を下げられるかもしれませんね。

フィリピンとカナダでの宗教に関する実体験

ぼくが滞在していた二カ国の宗教と体験談をまとめていきます。

フィリピンの体験談


マニラの教会

フィリピンはアジアで唯一のキリスト教国で、国民の九割以上がキリスト教信者です。街の中で教会や宗教的な表現な看板を見かけることも多々あります。

語学学校のフィリピン人の先生がキリスト教信者だということもあります。週明け最初の授業では、先生と週末何をしていたのかを話すことがあるのですが(スピーキングのトレーニングも兼ねて)、先生が「教会に行ってお祈りしてきたわよ」と言っていることもありました。また「私たちは婚前交渉も絶対しないのよー笑」と聞いたこともあります。本当なのかは分かりませんがかなり熱心な人もいる様です。

カナダの体験談


宗教的な意味合いのある「Thanksgiving Day」の食事

カナダも国民の8割弱がキリスト教徒で比較的多いです。しかし多民族国家で移民が多いことから、他の宗教に対しても寛容で宗教的なタブーもあまりないと言われています。ムスリムが多いシリア難民を受け入れているあたりもその姿勢が伺えます。

ぼくはクリスチャンの家に滞在したことがあるのですが、二ヶ月滞在している間に彼らが教会に行ったのを一度も見たことありませんでした。

肌感覚ですが、宗教への意識はフィリピンより緩い印象です。

宗教は怖くはない。でも最低限の知識は知っておくべき

宗教は怖いものではないのですが、その国の宗教について知っておかないとタブーによるトラブルや困ったことになる可能性があるので注意も必要です。

郷に入れば郷に従えということで、こちらが宗教に適応しないといけない面もあると理解した上で、行く国の宗教については調べておいた方が良いでしょう。ここではぼくが思う最低限覚えておくべきことを2つ紹介します。

教会等でのマナー


引用元:PHILIPPINES INSIDE NEWS

教会に限らずモスクや寺院でもそうですが、ドレスコードがあります。

半袖半ズボンや帽子をかぶっているのは基本的にマナー違反です。サングラスやアクセサリーなどの調子に乗った格好も良くないです。ぼくはタイの有名なお寺で、半袖半ズボンにキャップとグラサンというスタイルで赴き、地元のおじさんに怒られた経験があるので是非注意していただきたいです。

また女性にはさらに厳格なルールがある場合もあるので注意しましょう。

トイレ問題


引用元:LOTUS YOGA STUDIO

トイレについてですが、ヒンドゥー教の影響で紙を置いておらずお尻を洗うためのシャワーしかない場合があります。このような可能性のある国ではトイレットペーパーを携帯しておく必要があり、その紙もトイレに流さずゴミ箱に捨てなければなりません。

まとめ


以上が、ぼくが海外経験を通して分かった宗教についてのまとめです。

「宗教は怖いものではない」という前提を知った上で、その宗教をリスペクトすることが大事です。

「宗教に触れる」というのは日本ではあまりできない異文化体験の一つです。こういうことができるのも海外の魅力なので、色んな国に行って色んな宗教に触れてみるのも楽しいかもしれませんね。

21歳の宮城こうすけです。カナダのトロントで10ヶ月間のワーホリ後、セブ島で1ヶ月の語学留学をしてました。沖縄で大学生してます。

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