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Rachael先生

バギオのユニークな英語学校A&Jにて、ヘッドティーチャーを務めるRachel先生。ワーホリ準備コースを中心に、他校にはない魅力についてお話を伺いました。ヘッドティーチャーが考える英語教育の過程やイメージ、講師陣に求めることについて伺いました。

Rachel先生
韓国の大学で韓国語を1年半学びつつ、ヨーロッパ系企業と合併した韓国企業社員に英語教育をする。その後フィリピンに帰国し、現在A&Jにてヘッドティーチャーを務める。

 

ユニークなワーホリ準備コース

ユニークなワーホリ準備コース
— まずA&Jのことについてお伺いしますが、この学校独自のプログラムについて教えていただけますか?

A&J特有のカリキュラムは、ワーホリ準備コースです。授業モジュールを作るのはとても大変でしたが、ワーキングホリデーに必要な特定のスキルを習得できるプログラムになっています。私自身楽しんでいるプログラムですね。

— 特定のスキルというのは、具体的にどのようなことですか?

ワーキングホリデーは、ビザさえ持っていればバリスタだろうと何だろうと、海外で好きな仕事に応募できます。特定のスキルというのは、例えばカフェやバーなどでは一般的な英語教育課程では習わないような言葉がたくさん出てきます。

そうした普通では習わないような部分を学ぶことができることと、実際にバギオ市内のカフェバーで1ヶ月間学んだことを活かしてOJTを行います。

— 勉強したことを実践できるのは大きいですね。A&Jのワーホリ準備コースに着手されたのはいつからですか?

去年(2015年)からです。様々な人と相談しながら構想を作り上げました。その上で、どのように実行に移すのか何度もミーティングを重ねましたね。

例えば、私はバリスタではありませんが、コーヒー界隈に飛び込もうとしている生徒がいることを想定してテキストを作る必要がありました。各業界の事情や専門用語を把握しなければいけなかったので、多くの調査やミーティングが必要でした。

— これまでに何人の生徒がこちらのプログラムを受講されたかわかりますか?

5~7人ぐらいだと思います。というのも、実はまだ韓国向けにはこちらのプログラムを展開していません。今後、韓国で行われるいくつかのカンファレンスで大々的に公開していこうかと考えています。

— A&Jでは、自作のテキストブックを作っているそうですね。

はい、ワーホリ準備コースに関しては特にですね。既成の本というのは存在しませんので。そんなこともあって、当プログラムの準備には1年以上も掛りました。

英語を学ぶ上で重要な「定型文」

英語を学ぶ上で大事なのは「定型文」
— では次に、A&Jに合うのはどのような生徒だと考えますか?

私たちのプログラムはかなり厳しいと自負していますので、強い信念を持った生徒ではないでしょうか。つまり、情熱と目的を持ってここに来る方です。ただ本を読むだけのようなプログラムに束縛したくはないので、自ら考えて行動できる人にはふさわしい環境です。

— なるほど。では、生徒がここに来る前に準備すべきことは何でしょうか?

英語を本気で学びたいという意欲と、定型文の復習を何度もするべきです。日本語の構成は英語とは全く違います。

— 単語や文法よりも、定型文のほうが重要でしょうか?

個人的には、文法は後回しで良いと思っています。まずは定型文です。基本的な表現が理解できれば、コミュニケーションのかなりの部分をカバーすることができます。英語をマスターするためには暗記が重要なので、ボキャブラリーも気にしないでいいです。1日に50や100の単語を覚えたとしても、使わなければ無駄になります。

— 実際に使わないと、定着はしませんよね。

そうです。使わない英語は無意味です。単語や文法の勉強は「よし、この本を終えたぞ」や「重要部分はマーカーで印つけたぞ」という満足だけで終わることが大半です。しかし、定型文ならば使うべき状況に遭遇すれば瞬時に思い出して使用できます。

— 貴重な意見ですね。ではRachel先生にとって一番おすすめの留学期間はどれくらいでしょうか?

これもよく聞かれる質問ですね笑。率直に言えば、正確なデータというのはありませんし、「これだ!」と言える設定はありません。急速に成長する生徒もいれば、多くの時間を必要とする生徒もいます。

— ですが、少なくとも4週間は必要ではないでしょうか?

基本的にはそうですね。4週間は必要です。4週間プログラムでは最初の1、2週間は基礎の復習をします。日本では基本的な英語のルールはすでに勉強しているかと思いますが、それを使って残りの2週間で練習するのがベターかなと思います。ただ4週間で得られることは、やはり言語に親しむことくらいまでかと思います。

講師の質で選ばれる学校へ

講師の質で選ばれる学校へ
— では最後にお聞きしたいのですが、A&Jにおいて今後改善したいことはありますか?

そうですね。バギオにはすでにたくさんの英語学校があり、A&Jはその中でもスパルタの学校として知られています。それだけでなく、英語の壁を壊せる学校と認識してほしいと思っています。

— 英語の壁というのは、英語への苦手意識などを指しますか?

はい。私は講師陣に1時間で1章は進めなければいけないとか、1回の授業でどれだけ進めなければいけないとか、そういったことは言うつもりはありません。少なくとも、生徒たちが英語に対して抵抗感を持たないよう、私たちから何かを学び自分のものにできるようにすべきです。

— 生徒よりも、講師陣への指導を徹底しているのですね。

そうですね。私はA&Jを講師の質によって有名にしたいこともあり、厳しく指導しています。英語を教えるということは、授業計画にとどまらず、生徒たちの習熟度を上げなければいけません。そのためには、生徒が望むトピックで会話できるだけの知識も必要になります。

たとえば、ビジネスや社会的テーマに関する会話を望む生徒もいます。そうしたトピックにも対応できるように、常に準備をしておく必要があります。英語だけでなく、そうした準備や知識が問われていると考えています。

— では最後にこれから留学しようと考えている読者に向けて何かお言葉をいただけますか?

はい。ここまでお話したように私は、生徒が英語をしっかりと身につけられるように、講師陣や環境を徹底指導しています。それでもなお、改善してほしいことなどあればどんどん言ってください。それはつまり、わたし自身や学校に成長の余地があるということなので。

— ありがとうございます。ではインタビューは以上となります。

インタビュー後記

インタビュー後記
ワーホリ準備コースをはじめ、講師陣への徹底指導など学校運営の裏側を垣間見ることができました。ご自身の経験から培った独自の英語学習理論はすべての非ネイティブ英語学習者にとって有益なお話かと思います。

最高の学習環境をつくり上げるべく日々奮闘するA&Jに、情熱をかけてみるのはいかがでしょうか?

インタビューと社会派コラムを担当するライターです。いろんな場所に行って、たくさんの人と話して、その声を代弁できる情報屋でありたいと思っています。個人ブログ(さぐりさぐり、めぐりめぐり)で紀行文・コラムも書いてます。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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